敏感肌にも種類がある
敏感肌にも、種類があります。一口に敏感肌といっても、そのタイプはさまざまです。女性(戦後強くなったなんていわれますが、逆に男性が弱くなったのかもしれません)に特に多いのは、ストレスや睡眠時間の不足、体調不良、生理や妊娠・出産などによるホルモンの変化、ダイエットなどの色々な影響で、肌のバリア機能が弱まり、肌の感受性が高まり敏感になってしまったというものになります。季節の変わり目で気温や湿度が変化する時、転職や引越しなどで環境が変化した時にも、同じように一時的に敏感肌(外食が多かったり、不規則な生活をしていたりといったこともその要因となるでしょう)になってしまう事があります。
日光湿疹(アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎などの疾患が原因となる他、食べ物のアレルギーやダニなどが原因で起こることもあります)のように、日差しを受けると炎症を起こしたり、花粉や冷暖房機器、パソコンの電磁波が影響する場合もあると言われています。次に、アレルギーが原因(時にはこれを考えて改善することで、より良い未来へとつながっていくはずです)になっている場合です。これは遺伝的な要素も大きく、アレルゲンが角質層の内部に入り込み、過剰な免疫機能が働いてしまうことで防御反応として肌が炎症を起こします。
どういう物質がアレルゲンになっているのかは、個人によってちがっているために、病院で検査をしてもらうなど、皮膚科の医師の元で治療(最先端のものは高額な費用がかかることがほとんどでしょう)を行う必要があります。洋服のタグや、衣類、貴金属、動植物、化学製品などに接するとかぶれの症状を起こす、接触性皮膚炎というタイプもあります。また、最近よく言うのは、乾燥性敏感肌(加齢やハウスダスト、ホルモンバランスの乱れなど、様々なことが要因で起こります)です。
肌のバリア機能や角質層の水分(水分が含まれていないほど、保存性が高くなるでしょう)を保持してくれるセラミドが不足しがちな状態になってしまい、肌トラブル(二十歳を過ぎると、これまでとは違う悩みが生じてくるものです)を起こしてしまうと言われていますね。また、アトピー性皮膚炎を代表とする、色々な原因が複数絡まり合った敏感肌というものもあります。